「一人暮らしをすることになったけど、物件探しってどうすればいいのだろう?」「ポイントがあったら教えてほしい!」「絶対に失敗したくない!」
今回はそんな人に向けて、記事を書きました。
私も現在、都内で一人暮らしをしています。一人暮らしをするにあたり、妥協できずに3か月ほど部屋を決めるのにかかりました。しかし、実際に住んでみても気になる点はあります。
注文住宅を建てても完璧な家にはならないといいます。完璧な部屋はないという前提のもと、部屋探しをしましょう。
人によってこだわりたいポイントは多々あると思います。また、住民の治安とかどうしても住んでみないと分からないこともあります。
それでも今回の記事では、物件探しの時点で判断できて、全ての人が考慮した方がいいというポイントを、私の経験と友人の意見からまとめてみたので参考にしてください。
静かさが最重要条件の方はこちらもご覧ください。
通学・通勤
一人暮らしにおいて、最重要視されるのが学校や職場までの距離でしょう。その観点からの注意事項です。
駅までの距離
不動産屋の物件情報では80m=1分です。まあまあ早いです。しかも、信号や坂道等は考慮されていないので、実際のところは、もう少し時間がかかります。
大手情報サイトで検索するときは、自分の許容範囲より短めで検索することをおすすめします。(例:徒歩10分以内希望であれば、検索する際は7分以内で)
バス乗車の注意点
駅からは遠くても、バスがあるから大丈夫という方も注意が必要です。
バスの時刻表は必ず調べましょう。朝と夕方の通勤時間帯は本数があっても日中は少なかったり、終バスが早かったり…。また、バスは道路状況によって大幅に遅れることもあります。
想像以上に時間がかかることもあり得るので、バスがあるから、バス停から近いから、という理由のみ即決するのは気を付けましょう。
駅自体の問題点
急行が停車する駅が人気なのは分かります。しかしその分お家賃のほうも…。そうすると、各駅しか停車しない駅や、そんなに栄えていない駅も視野に入れる必要があります。
しかし、各駅停車でも、通過待ちがあって時間がかかる、朝の通勤ラッシュ時は通常時の倍近くかかることもあります。そんな駅は避けたいところ。そのためにも、時刻表を確認して、到着駅までの所要時間を調べましょう。
立地
近所の騒がしさ
近所に飲食店がある場合や繁華街の近くだと、夜まで騒がしい場合があります。普段はお店が多くて便利かもしれませんが、夜寝るときまでうるさいと生活に支障が出ます。
また、幹線道路沿いや線路沿いも注意が必要です。電車の音や夜中のトラックの音が意外と響いてくる可能性もあります。
幹線道路沿いや線路沿いを検討するのであれば、二重サッシが施工されているのと、音の発生源との距離ができるので高層階をおすすめします。
買い物できるところの有無
大きな駅でない限りは駅前になんでもそろっていることは稀でしょうし、すべてのものが揃っている必要もないと思っています。
なんでもあるような栄えている駅だと家賃も高くなるし、騒がしくなります。
しかしながら、買い物ができるような場所が何もないのはさすがに困ります。
特にスーパーとコンビニとドラッグストア。
安さとか品揃えとかは置いておいて、最寄り駅もしくは家から徒歩圏内にこの3つはあった方が便利です。
自炊をする予定がない人でも、お惣菜を買ったり、日用品を買うことはあると思います。
「隣の駅にあるから一駅手前で降りて帰る、自転車で行ける範囲だから大丈夫」この思考は想像以上に甘いです。だいぶめんどくさいです!
たまにしか行かないところならいいですが、上記の3つは使用頻度が高いので、近くにあるかどうかを確認しましょう。
設備関係
Wi-Fi付き物件の注意点
新築の物件だと、Wi-Fi付きを売りにしているところも。 別途Wi-Fi の契約をするのも面倒なので、ありがたいことは確かなのですが、速度が遅すぎて使い物にならないこともあります。
私の友人も付属のWi-Fi がポンコツすぎて、自分で契約し直したと言っていました。
結果的に Wi-Fi が付いているのは構わないのですが、それで通信費が抑えられると過信したり、それのみで契約しないようにしましょう。
都市ガスかどうか
ガスの供給方式には大きく分けて都市ガスとプロパンガスの二種類があります。
都市ガスは地中に埋められたガス管を使用して各家庭に供給されます。ガス管が通っている面積は日本全体の約6%ほどだそうです。その名の通り、ガス管を敷設する初期費用を回収できるくらいの人口がある都市部のみで供給されています。
一方、プロパンガスはボンベを使用して各家庭個別に供給されます。配送費用がかかることや、価格競争が活発ではないため、都市ガスに比べ料金が高い傾向にあります。
プロパンガスは業者を自由に選べるため、下げようと思えば下げられる余地があります。しかしながら、大家さんや管理会社の許可が必要であり、必ずしも可能なわけではありません。
都市ガスに比べどのくらい高くなるかはなんとも言えませんが、都市ガス供給地域であれば、わざわざプロパンガスの物件を選ぶ理由はないと思います。光熱費も固定費の一つです。思ったより光熱費が高くなり生活を圧迫するのは避けたいところです。
その他
階層
1階の方が家賃は安いかもしれませんが、おすすめはできません。洗濯物を干すのにも気が引けますし、防犯上の観点からもおすすめとは言えません。
さらに虫の侵入リスクが高まります。家の中で虫を見ただけで、とりあえずシベリアまで逃げたくなりますね(笑)。
騒音や見晴らしも考えると最上階がおすすめです。でもあまり現実的ではありません。
最低ラインは2階以上。虫の侵入リスクをさらに抑えたいのであれば4階以上がいいでしょう。※周辺環境に左右されます。また、エレベーターや配管を通って虫が侵入してくることはあり得ます。
マンションによっては、上階にいけばいくほど戸数が少なくなるものもあります。その場合、最上階ではないけれど、上には部屋がないこともあり得ます。そうすれば、上階からの騒音に悩まされることなく、お得な家賃で居住できる場合もあるので、階層もよく検討してみましょう。
日当たり
北向きは太陽光が入ってこないので避けた方がいいです。日光を浴びれないので精神的に暗くなります。また、冬場になかなか洗濯物が乾かない、湿気がたまるのでカビの発生リスクが高まるといったこともあります。
おすすめはやっぱり南向き。完全に南向きでなくても、東向きでもいいでしょう。私は西日が苦手なので西向きは候補から外していましたが、特に気にならない方であれば西向きでもいいです。
ここで大事なのは、不動産屋の提示を鵜呑みにしないこと。その方角が正しいのか、google map や内見時に確認しましょう。
また、いくら南向きでも、目の前に高層ビルが建っていたら何の意味もありません。ここも合わせて内見時に確認しておくといいでしょう。
リノベーション・リフォーム物件
築年数が古いと家賃は安くなる傾向にあります。しかし、中には築年数は古くてもリノベーション物件やリフォーム物件で内装や設備が新しくなっているものもあります。
リノベーションやリフォームをすることで、競争力を高め家賃設定も落とさないような戦略ですね。
- リノベーション:大規模工事により新築状態以上の性能にして、さらなる価値の向上をすること。
- リフォーム:物件を新築当初の状態に戻すこと。マイナスをゼロにするイメージ。
※近年リノベーションとリフォームの明確な線引きはしづらくなっています。
リノベーション・リフォーム物件の多くは築年数がかなり経過している物件です。
内装は新築同様でも、躯体や構造までが新築同様なわけではありません。キッチンやトイレは新しくなっていても、その配管までが交換されているとは限りません。
また、耐震基準についても考慮しましょう。1981年以前に建築確認の申請をした建物は旧耐震基準です。確認申請をしてから、実際に完成となるまで1~3年程度かかるため、1984年以降が建築年のものがいいでしょう。
ぱっと見のきれいさに飛びつかないように、よく検討することを勧めます。
まとめ
バストイレ別、コンロの数、オートロック付き、といった細かい要望は人それぞれあると思います。
そういった個人の要望以前に、分かりづらいけど陥りやすい失敗点を今回はまとめてみました。
個人の要望と合わせて、今回の記事を参考に、上記の点を考慮して物件選びをしてみてください。
みなさんの快適な部屋が見つかれば嬉しいです!!
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